DRADNATS 4th full album [ONE HiT TO THE BODY ] 2018.03.07.wed In Stores!! Code: PZCA-82 / Price: 2,500yen(+tax)

楽曲解説 by Yamaken

M1. Intro
まずはじめにこのアルバムをプレーヤーに入れ再生した時に、ドキッとした人もいるのではないでしょうかwww
なぜ今回このようなインストの曲を作ったか…
やはりドラムメンバーが変わってからの初のフルアルバムってこともあり、新たなスタートって意味も込めて、ドラムの音から始まる曲を作って見たかったんです。
笹森のビートから曲が始まり、オレとキクオが同時に入ってくる。
まさに新生DRADNATSのプロローグなんです。
M2. Time To Go
This Is DRADNATS!!キクオのハイトーンボイスから始まるこの曲は、いわゆるDRADNATS節をこれでもかと詰め込んだ1曲。
曲の始まりにメインテーマをもってきて、イントロはメディックパンク全開の疾走感あるギターリフをもってきた。 途中に壮大なメロディとそのメロディをさらに感動的にさせるコーラスワークはかなりこだわった。
Tr.1のIntroから是非続けて聴いていただきたい1曲。
M3. A Beautiful Place
疾走感に溢れるこの曲はシンプルかつ美メロって1曲。
この曲は実は昔からあった曲で、笹森が加入後イントロのギターリフを筆頭にアレンジし直して、シンプルでど直球に仕上げた。
リズム展開も少なくシンプル is ベストな1曲。
M4. Go Start Now
オレのこだわりが随所に散りばめられている1曲。
イントロのアルペジオ一つにしても、よくある感じではなくDRADNATSらしさ、そして何よりオリジナリティがありかつ、わかりやすいアルペジオをイメージして作った。
メインテーマ(サビ)もオレの真骨頂でもある追っかけのコーラスをふんだんに盛り込み、
「これどーやって3人でやるの?」
と思われるぐらいこれでもかとコーラスが入っている。
当初オレはこの曲をアルバムのエンディングソングとしても考えていた1曲。
M5. Your Imagination
今回アルバムを制作するにあたり、何か1曲カヴァーソングやりたいなとは思っていて、
どの曲をやろうかなと考えていた時に、数曲の候補曲の中にあった1曲。
だが、そもそもこの曲の作曲者Brian Wilsonはコーラスモンスター(これでもかというぐらい入れる)なので、果たしてうまくアレンジできるかは心配だったが、メロディはキクオの声にはベストマッチするイメージもあったし、何より曲全体のアレンジはすぐに浮かんできたからチャレンジした。
コーラス問題もレコーディング中にオレが増やしに増やして最終的にこの形までもっていった。
全体のアレンジイメージはハイスタの「Lonly」を少しだげイメージしてやったのが面白かった。
M6. No More Tears
DRADNATSには珍しいビート感の1曲。イントロから飛び跳ねるビート感でメロディーのポップさをさらに引き出すようにした。メインテーマのメロディもDRADNATS史上1版といってもいいぐらい可愛らしい感じになっている。そしてなんといってもこの曲で印象に残るであろうパートは、
間奏の部分、いきなりとテンポダウンして、ギターはアルペジオからカッティング、ベースソロでいきなりの海感を出している。そして一気にギターソロで爆発させ後半につなげるところはかなりこだわった。そして最後にVoとChoが畳み掛けてくる。このアルバムの中でも1、2を争うチャレンジ曲。
M7. Don’t Follow Me
はい。出ました!DRADNATSがアルバムに必ず入れてくる厳つい漢曲。
ドラムのロールでいきなりに始まり、ギターのメインリフで一気にフルスロットル。
この曲は作っている段階でもかっこいい!ってメンバー内で話していた。
そして何よりもこの曲で注目してもらいたいところが2箇所あって、一つはメインテーマのコーラスワーク。やはりこういう曲は思わず拳を上げたくなるコーラスワークは必至。
Voに対してChoがハモリながら追っかけてくる。これまさしくメロディックパンクマナーwww
そしてもう一つは、間奏&アウトロのビート感。かなり細かいことだが、全てのパートが別々のことをやっているのだ。普段きちきちに合わせる曲を作るが、この曲のこのパートに関しては、あえて別々のことをやって奥行きを出すことにチャレンジした。
ライブで演奏していても勝手に感情的になってしまう1曲。
M8. Dance With Me
このアルバムで、いやDRADNATS史上一番のチャレンジ曲といってもいい。
そう!その名の通り、ダンスナンバーです。こういった曲は実はずっと前から作ってみたくて、ってか作ってはボツにしてをひたすら繰り返していた。なぜかというと、こういう曲でDRADNATSさを出すのが非常に難しかった。どこかありきたりなものしかできなかったり、いまいちかっこいい仕上がりにならなかったりとイメージはあるもののそれをうまく形にできなかった。
しかし今回いい感じで仕上がったのは、やはり今までのDRADNATSにはなかった、笹森のビート感があったからだろう。笹森のビート感は荒く不器用ではあるが、それがまさにパンク感を生み出し、ハイトーン美声のキクオのVoと楽曲をうまくマッチングさせてくれている。
オーバーな言い方になるかもしれないがこの曲がDRADNATSの可能性をさらに一歩先へと導いてくれる気さえする。
M9. Get Me Back
MVにもなったこの曲は、DRADNATSのミドルテンポグッドメロディの象徴となる1曲。
イントロから明るさの中にどこか切なさをぶち込んだ。
この曲、実は前ドラマーの殿畑時代にできた曲で、要はボツ曲の中からアレンジし直して今回のアルバムに入った曲でもある。ドラムが変わると(ビート感)曲の印象もガラッと変わる、今まではただのいい曲だったが、ドラムが変わることによって曲の完成度がぐっと上に上がった。
特に後半の切なさに拍車がかかるサビは、まさにオレがやりたいことの一つでもある、メロディはそのままで、コード感を変えてさらに切なさを引き上げた。
パンクバンドというくくりのなかでいったら、この曲はPOP SONGになるのかもしれないが、そこがメロディックパンクのいいところ、もっと言えば強みにもなっているんではないかと思ってる。
そんな1曲。
M10. #SUMMER DAYS2
これは説明不要かなwww
前作の「My Mind Is Made Up」に収録されている、
「#SUMMER DAYS」の続編。
前回の「サマーデイズ」というパートは健さんがかましてくれているが、今回は笹森がかましている。
そしてこの曲の1番のこだわりは、全てを人力でやっているといこと。
波の音、カモメの鳴き声、それら全て人力でやっている。
M11. What Is True Freedom
曲の始まりを飾るのはドラムのタムまわしビート。
始まった瞬間にワクワクする感じを意識した。ドラムから始まりギターが入りそしてベースが入って、一気に曲が始まる。疾走感をビートで出したかったし、何よりシンプルかつストレートにしたかった。メロディも2パターンしかない。でもそれでいい。
って思える曲に仕上がった。
いわゆるメロディックパンクな曲だが、やはりキクオが歌うことによって完全にDRADNATSになっている。
個人的にツボなのは2回目のサビ前のブレイクでバスドラムが3発入るところがツボ。
M12. Over and Over
個人的にこのアルバムの中で1番を選べと言われたらこの曲かな…
なんといってもメロディが良すぎる、好きすぎる。
そしてキクオの声に会いすぎる。
シンプルにここまでグッドメロディができることもオレの中では稀なことで、普段はグッドメロディを突き詰めすぎて難解な曲になってしまうこともしばしば。
でもこの曲は本当にソンプルにメロディ、コード感ができた。
特にラストのAh-のシンガロングパートは壮大かつ感動的な仕上がりになった。
ライブで皆さんと一緒に大合唱できたら、多分泣く。
M13. Mistake
笹森が加入して1番最初に作った曲。
もしもこの世にパンンクロック曲を作るときのルールがあるとしたら。まさにこの曲はそのルールに沿った曲なんではないだろうか。言い方を少し卑屈にすると、昔流行っていた感じのメロディックパンクソングといったところw
でも聴く人が聴けば、「そうそう!これこれ!これなんだよ!」
要はそういうこと。
新しいもの、今までになかったもの、誰もやってなかったこと、もちろんそれら全て表現者、アーティストとしては大事なことだと思う。ただ自分たちが好きなこと、影響を受けてきたものだって大事。だからこそこういう曲を作った。
M14. Over Again
この曲はもはやメロディックパンクの域を脱してしまった1曲。
しかしながらDRADNATS感は確実に出ているし、いわゆるヤマケン節もふんだんにぶち込まれている。サビでの跳ねるビートはその切なき泣きのメロディをキャッチーに変えてくれる働きをしてるし、サビのベースラインはとにかく動きまくっているのでメロディをさらに重厚なものにしている。
そして、この曲の1番の特徴は間奏明けのCメロ。
ここの関しては作った当初は3人で大丈夫なんこれ?っと言ってしまうほど今までに無いものすぎていた。でもその今までにないものもやってみたかったからこその1曲でもある。
そしてコーラスワークもヤマケン節が大爆発している。
ちなみにこの曲がライブでやるのが1番難しい(ベースが難しいからw)。
M15. Peace For Granted
やはりアルバムにはスローな1曲も必要だと思ってる。
こんなこと言ったら「なんで早い曲やってんだよ!」と言われてしまうかもだけど、キクオの」声はスローな曲にやたら映える。
前作ではアコースティックな1曲を作ったが、今回はバンドサウンドでスローな曲にチャレンジした。この曲に関してはかなり悩んだ。悩んだというよりメロディがなかなか定まらず、コロコロ変わっていた。それはメロディ先行で曲を作るオレとしては割と珍しい現象。
コード感にあったメロディにたどり着くまでかなりの時間がかかった。
そのおかげもあってアルバムをエンディングに誘う最高の1曲に仕上がった。
M16. Tomorrow Won’t Be Another Today
今回のアルバムを華やかに締める1曲。
この曲はイントロがなかなか面白くて、ギターとベースがフレーズ感をユニゾンしている。
ゆっくりなビートから入って、一気に爆発。そしてAメロ突入と勢いのある出だしになっているが、サビで一気にビートが下がり、シンガロングになる。
まさにエンディングテーマ感全開。
構成もシンプルで余計なことは一切やってない。
リズムパターンとコーラスワークで後半に向けどんどん盛り上がっていくようにした。
最後は一気に2ビートになりメロディックパンクバンドDRADNATS万歳!!
っといった感じを出したかった。見事に出てるんじゃないかな。