いいとか悪いとかということではなく、そういう作品に出会えたことが単純にうれしいと心から思える、そんな素敵なアルバム『Outta Here』をニューヨークで作ってきたComeback My Daughtersが新作について語る連続インタビュー。その第1回目は、バンドにとってターニングポイントになった前作『EXPerience』リリース後から新作を作りはじめるまでの間に起こった出来事や心境の変化について聞いてみた。
――あれ、そうなんですか。『EXPerience』のリリース後は、渋谷AX公演を成功させたり、Fuji Rock Festivalに出演したり、ベン・クウェラーを自主イベントに招いたり、スーパーチャンクやゲット・アップ・キッズの来日公演をサポートしたり、活動の充実ぶりを物語る出来事がいろいろありましたよね。新作は当然、それを受けての作品だと考えていたんですけど、みなさんは前のアルバムをリリースしてからの活動をどんなふうに受け止めているんですか?