150TOUR Diary ◼︎仙台〜宇都宮編
■150TOUR Day#20
2015.2.20 仙台MACANA
w/COUNTRY YARD, Northern 19
ツアーで仙台に来る時は必ず行くという特に決まったハコはない
バーラン(BIRDLAND)も大好きだけど
今回はMACANAにした
それには理由があった
昔kinotoというライブハウスで一緒に働いていたフジナミ(本名じゃない)
が今はMACANAで照明(アシ?)をやっているからだ
そこにCOUNTRY YARDとNorthern 19という
今までのMEANINGのツアーでありそうでなかった
スリーマンをやってみた
いつもなら地元のハードコアバンドとか
若手のバンドとやるのだが
今回はこの3バンドで濃厚にやってみたかった
COUNTRY YARDもNorthern19も本当に素晴らしいライブだった
COUNTRY YARDはステージ上で伝えたいことを全て伝えてくれて
俺が言いたいことをシットが言ってくれて
もはや話す必要がないような、そんなライブをしてくれた
一方ノーザンのケンタローは
ちょこちょこ楽屋に来てくれては、川口くんとギター談義をしたり
俺と普通に世間話をしてくれたりと
それ以外の時間でもかなり楽しく過ごしてくれた
やっぱりツアーの醍醐味ってこういう事なんだなって
思うような、そんな1日だった
俺はノーザン ケンタローの太陽みたいなライブが大好きだ
見ているだけど元気というか
エネルギーをもらえそうな
そんな笑顔と言葉と歌が大好きだ
そう思っていた気持ちが
一緒にツアーを周った2日間でさらに強くなった
MEANINGのライブはどうだったでしょうね?
この辺りから150 TOURという概念にとらわれすぎないライブにしたい
という思いが強くなっていた気がする
そういうものがセットリストにもこの辺りから徐々にで始めたと思う
そうすると自分も楽しかったし
(きっと)見てくれてる人も楽しいんじゃないかなと思う
(きっとね)
この日のPAはMEANING専属PAのベンジー
その横には照明でフジナミが座ってる
なんかそれだけで俺は胸アツでした
ここを読んでるみんなには知ったこっちゃない話だろうけど
この日はPAブースがよく見えるステージだったので
なるべく目に入れないようにしていた
でもアンコールの時に
フジナミの話、
俺がなぜ陸前高田に震災の後に物資を持っていったのかという話、
そういう事を話していたらフジナミが泣いてやがるのが見えた
ライブ中にふざけんなよ
って気持ちでいたけど
実は俺もあの瞬間やばかった(笑)
そのあとにやったUNBROKEN HEARTは
このツアーの中でも特別な想いだった
こうやって1本1本のライブに
見に来ている人にとっては関係のない話なのかもしれないけど
自分たちにとって【ストーリー】があるライブがやれている気がする
このツアーは本当に忘れられないツアーになっている
この日はいわゆる
良い1日
だった
■150TOUR Day#21
2015.2.21 酒田MUSIC FACTORY
w/COUNTRY YARD, Northern 19, FRIDAYZ
以前、八戸ROXXで対バンをした時に仲良くなり
FRIDAYZに地元代表として出てもらった
FRIDAYZのメンバーは酒田でライブハウスもやっている
生粋の地元バンドだ(最高の褒め言葉です)
ちなみに
酒田に来たのは数年前にGOOD4NOTHINGのツアーと
まだ1stアルバムを出す前に
つしまみれ に連れてきてもらったぐらいだったと思う
寒い時期に、
自分たちのツアーをきったこともないこの土地で
どれだけ人が来るのか正直不安だった
でもフタをあけてみたら
遠征してくれるよく知る顔もいれば
地元の子らしき若い人たちもたくさんで
ホッとした
お客さんの数は自分がライブやる時には
そこまで気にしないんだけど
やっぱり一緒にツアー周ってくれるバンドの事を思うと
少ないよりは多い方がいいなとは思う
FRIDAYZはトップにふさわしい
テンションぶっちぎりのライブをかましてくれた
地元を誇るバンド
そして地元が誇れるバンドだなと
強く思った
こういうバンドがいるから
酒田という土地にツアーバンドがまわってくるんだと思う
みんなが思っている以上に彼らの功労はでかいと思う
そしてもっとヤリ散らかしてほしい
この日のCOUNTRY YARDも素晴らしいライブだった
今のCOUNTRY YARDは本当にかっこいい
それぞれが自分たちの役割をわかっている感じがさらに
お互いの存在を高めているような
そんなライブをしている
仙台の日はHere I am
この日はjust take a run over
をやってくれた
両日、ほぼ最前で観れて大満足だった
Northern19はやっぱりこの日も太陽だった
ちょっと精神的に不安定だったこの日、
ケンタローの太陽エネルギーに背中を押してもらって
ステージに立てた
そして誕生日だったこともMC知り驚いたw
何も用意できなくて悪いことをしたなぁと思った
改めて
そんな大切な日にツアーに来てくれて本当にありがとう
ちょっと話が脱線するけど
誕生日っていうのは誰かのために過ごすものじゃないんじゃないかと
俺は思っている
だって自分の誕生日なんだから
自分のしたいように過ごすのがいいんじゃないかと
いや、ちゃんと大切な人がいるなら
その人と過ごすのが大事ってのはわかっていますよ
でも唯一わがままを言っても良い日だというなら
自由に過ごさせてくれてもいいんじゃないかと
いや、ちゃんとわかっていますよ(2回目)
あくまで誰にも理解されない持論ですからw
はい。
Back to 150 TOUR
この日は本当にいつもと違ったセットリストだった
ミニアルバムのツアーだから
ミニアルバムの曲で始めなきゃいけないっていう概念が
勝手に自分やバンドを侵食していたのを打破してみた
その結果
自分的に超良かった
反応も良かった気がした
でもねぇ
お客さんでちょっとお酒に飲まれちゃった人がいて
それだけが残念だったかな
自由にやっていいとも言ってる
でも迷惑をかけていいとは言ってない
自由にやっていいと言われてるからこそ
マナーを持ってほしい
ルールを設けたくないから
マナーを守ってほしい
わかってもらえるかな、
このニュアンス?
誰かを意図的に傷つける行為は
物理的にも、気持ち的にもうちのライブでは歓迎しません
自分が楽しむために
人を不愉快な思いをさせていいとは思わないから
本当はライブでも
こういう場所でもこんなことを言いたくないんだよ
わかってよ
ステージで
そしてライブハウスで俺は完結させたいから
正直、
この時はSNSの類をまとめて辞めたくなった
実際やめようかなとも本当に思った
まあ、いいかこの話は。
とにかく
俺はライブハウスのドアをできるだけワクワクして入ってきて
同じドアをできるだけ楽しく帰ってほしいと思っている
シンプルな話
打ち上げは店長をはじめ、スタッフの皆さんが
たくさんの料理をふるまってくれた
八戸や長野の時もそうだったけど
こうして打ち上げのために動いてくれる人がいるってことに
本当に感謝している
ノーザンとはこの日でお別れで
すごくおセンチな気持ちになった
ここ最近めっきり運転する機会が減ったけど
たまにはしないと悪いなと思いハンドルを握ったら
道は凍ってるし、
雪崩注意みたいな看板だらけだし、
もうちょっと違うタイミングにすれば良かったと
心の中で思っていた
でも一緒に周ったバンドの曲を聴いたりしながら
運転するのは悪くないなと久しぶりに思った
あと、こんな誰が読んでるかわからないし
コメント欄があるわけじゃないから反応もわからないブログだけど
知り合いとか、ツアーに参加してくれた人が
これを読んで力になってるなんて
言ってもらえると、むしろそれが俺の力になってます
ありがとうございます
■150TOUR Day#22
2015.2.22 宇都宮HELLO DOLLY
w/COUNTRY YARD, BAUMKUCHEN
宇都宮のハロードリーは
MEANINGとCOUNTRY YARDにとって特別な場所だ
別にどっちのホームでもないんだけど
なんとなくこの2バンドを結びつけたハコだと思っている
そんな場所に東京からさらにバームクーヘンを呼び
濃厚3マンを開催した
リハが終わって
なんとなく餃子を食いに行く流れになったが、
行きたかった店が売り切れになってたり
有名店がクソ行列だったり
なかなか思うようにいかなかった
超ガラガラの餃子屋にしょうがなく入ってみたら
うまかった(笑)
あと、お店のおばさん(50代ぐらい?)が
俺の着ていたS.O.BのTシャツに反応して
「バンドのTシャツ?」と聞いてきたので
そうですよ、と軽く答えたら
「今度わたしジューダス観に行くのよね♪」
と返ってきた…(笑)
宇都宮の名のない餃子屋
侮れない…
DRADNATSヤマケン風に言うと
どこまで半端ねーんだ
って感じ
ライブはCOUNTRY YARDから始まったけど
フロアの盛り上がりが異常過ぎたのと
ライブが良すぎて
一発目なのに大円団みたいになっちゃってた
まいったなあって感じでしたw
昔からずっとかっこいいバンドだけど
こんなにもかっこいいと
こっちのシーンじゃなくてもっと違うところで戦ってほしいなと思った
BAUMKUCHENは
ボーカルのサトシはTHINK AGAINをやってるし
ベースのユーキは俺とNO EXCUSEをやってるし
と言った感じで縁もゆかりもたっぷりのメンバーからなるバンドなんです
ワールドワイドという名曲は彼らを語る上で外せない
(オフ⚪プやんけ、とか言わないの)
ライブは…
緊張してたのかな
ちょっと空気に飲まれちゃってるかな感はあったw
でも慣れないながらもサトシが一生懸命話してくれた姿勢はうれしかった
ジローちゃんのドラムかっこ良かったなぁ
いろんなバンドやってるだけあるなーって感じだった
この日の自分らのライブは
とにかく暑くて、歌うのが苦しくなるほどステージ上は
酸素が薄かった
何回も意識が遠のく瞬間があった
例えば低音でウォーーーって長く叫んでいると
酸素が足りなくなり
頭が真っ白になり倒れそうになる瞬間がある
でもこれが結構気持ち良かったりするんだよね
(誤解なきよう。当方、ドSでございます)
そういう瞬間がこの日は何度も何度もあった
STAY BEAUTIFULでは CD同様
シットがゲストコーラスをしてくれた
打ち合わせもしてなかったから
入るタイミングが変なことになってたけど
俺にはそんなこと関係なかった
すっげーうれしかった
またいつかやってほしいな
たくさん話して
たくさん曲をやって
たくさん笑って
たくさん苦しい思いをして
たくさん悔しい思いをしたこのツアーも
この辺で終わりが見えてきていたので
一秒でも長くステージにいたい気持ちと
次の土地に進むためにも終わらせないといけない気持ちが
混在していた
これがこの時の正直の気持ちだったのは
すごくよく覚えている
楽しくて寂しいって気持ちを味わえている自分は幸せだと
打ち上げでカントリー たいちゃんの
食べっぷりにさらに幸せになったことも加えておこう
っていうかミヤモこわかったwww
自分と似てる部分があるとは思っていたけど
想像以上だった
男前で
ギターもかっこよくて
生き方にセンスがあって
正直なのにひねくれてる性格ってすごいよね
やっぱり大好きだけど
ミヤモこえーwww
text by HAYATO