150TOUR Diary ◼︎十三〜名古屋編
■150TOUR Day#23
2015.2.28 十三FANDANGO
w/ NOISEMAKER, Dizzy Sunfist
みんながよく言うファイナルシリーズってやつ
THINK AGAINのチンとかは
「なにそれ?笑」
って言うw
まあそんな話はどうでもいいんだけど
ツアーファイナルが恵比寿のリキッドでenvyとの初対バンだから
大阪と名古屋も初めてやる人達がいいなと思った
そしたら本当に初対バンのバンドだけで揃ったから最高だった
いつも知ってるメンツでやるライブも最高なんだよ
どういう空気になるかなんとなく分かるし
聞こえは悪いかもだけど
ある程度お客さんが入る見込みとかもそこまで心配しなくて済む
でもそこには想像以上の1日が生まれる可能性は低い
100点は出ても
200点は出にくい
でも初めての対バンの日は組み合わせがうまく噛み合なくて
0点になっちゃう日もある
1日じゃそういう日が作れなくて
何度か対バンを重ねる事で
関係を続ける事で
高まっていく関係がある
(F.I.BとMEANINGの関係が良い例だと思う)
この日は…
200点かは分からないけど
100点は越えてたと思う
ライブが終わった時
ファンダンゴの階段の上でぶっ倒れながら
フロアにいるヤジとも取れる声を聴きながら
「なんて幸せなバンド人生を送ってるんだろう」
って本気で思った
って事はやっぱり最高の日だったんだと思う
Dizzy Sunfistが【一番手】の意味をきっちりと理解し
そこに意味を見出すライブをしてくれた
みんながDizzyを
そしてあやぺたを評価する理由が一発で分かった
ライブもそうだけど
MCで久しぶりにグッときたなぁ
言ってる事とか多分バンドマンじゃないと
本当に理解できないと思う
言葉も下手だし
文章構成力もめちゃくちゃだし
でもどんな言葉よりも俺には響いた
またやりたいな
NOISEMAKERは意外だったんじゃないかな
でもボーカルのエイジ君とは
去年のいつ頃だったかな
半袖だった気がするけど…
O-WESTの前で紹介してもらって
随分爽やかだし男前でいい人そうだなって思ったんだよね
その頃から一緒にやろう!
って話をしてて、
こっちも誘ったり
あっちも誘ってくれたりしてたんだけど
なかなかタイミングが合わなくて
それでも何度か縁を紡ごうとして
やっとMEANINGのツアーに参加してもらう事ができました
大きな場所で見るライブと
ファンダンゴのような地力が試されるライブハウスで見るのでは
全然違うから楽しみだった
きっといつもの彼らのライブとは雰囲気も違うし
ハッキリ言ってアウェイだったと思う
それでもあの場所に何かを残そうとする姿勢がたまらなかった
音的な好みとかは
食い物と同じだと思ってて
結局個人の感性の違いだと思っている
でも俺は人がかっこ良ければ
音もかっこよく聴こえる事が多い
結局人が鳴らしてるものだからなんだろうけど
とにかくライブの佇まいにしろ
話す内容にしろ
Dizzy同様グッときた
じゃあその2バンドの後に出る俺は何ができるんだろう
何をすべきなんだろう
SEが鳴り
他のメンバーはステージに行き
FANDANGOの入り口のドアの前に立ち
自分を奮い立たせるために聴いてる曲を止め
出て行った
大阪の
いやFANDANGOのお客さんはシビアだ
良いライブをすればダイレクトに返ってくるし
良くないライブだと反応は薄い
当然と言えば当然だけど
その反応がシビアな土地だ
つまりFANDANGOまで来る人たちは目が肥えてる
それが俺の印象だ
この日のFANDANGOの反応は
ウルトラ警備隊を含め
素晴らしい空気感だったと思う
すごく久しぶりに1stに入っているHandって曲をやった事
ぐらいしかほぼ記憶に無いwww
あとフロアの荒れ模様が半端じゃなかった
人の上に人
そしてその上に立つ人
それぐらい熱かった
良い日ってのは断片的に楽しい日だった
良い日だった
って事ぐらいしか残ってなかったりするもんだ
ツアーファイナルを前にこういうライブができたのは
次に良いイメージが繋がるから本当に良かった
打ち上げにはVerdyやデザイナーチームが現れ
モロ大阪感を味わえた最高の夜だった
この日は久しぶりにゆっくり眠れた
■150TOUR Day#24
2015.3.1 名古屋APOLLO BASE
w/ NOISEMAKER, BACK LIFT
いよいよ150 TOURもセミファイナル
この日はBACK LIFTが地元代表として出てくれた
前から気になっていたけど
なかなかやる機会がなかったところを
人に仲介してもらいツアーに来てもらう事が実現した
音は知っていても
人を知らないでバンドをツアーに呼ぶっていうのは
かなり珍しかった
でもそれぐらい今は新しい出会いを求めている
もちろん仲介してくれた人間に聞くと
人もバンドもいいとの事だった
信用する人間が太鼓判を押すってのは
ツアーに誘うには俺には充分すぎる理由だった
彼らは少し前にダイヤモンドホールでツアーファイナルをやった
ばっかりだと言うのに
我々のツアーに参加してくれた
少し緊張していたのかな?笑
いきなり年上のバンドに呼ばれたら
そりゃそう見えてもしょうがないよね
でも
ライブはきっちりかましてくれていた
Dizzy Sunfistの時にも思ったし、言ったけど
若くて、自分たちの地元を代表してくれるようなバンドは
本当に大切に守るべきだと
彼らもそう言わせるだけの価値のあるバンドだと思った
今日(3月6日)F.I.Bの中途と話してたんだけど
きっとDizzyもBACK LIFTも自分たちのいる場所と
畑が違うから、年とか関係なく気持ちよく声を掛けれたんだと思う
そしてそれに応えてくれた若手のパワーとエネルギーに触発された
きっとこの日をきっかけに
また何かが繋がっていくんじゃないかなと信じている
NOISEMAKERはこの日も良いライブをしていた
良いライブというのは
上手な演奏や、うまく歌う事じゃない
(俺の場合の話ね)
気持ちのこもったライブって事
エイジ君の話す事には無駄が無い
【名前だけでも覚えていって下さい】みたいな
不必要なMCは一切ない
その時思った事を実直に伝える力
そして巻き込む力を持っている
そういう力を持っているボーカルがいるバンドは
どこででも勝負が出来る気がする
そういう力を欲してる自分には
うらやましくて、まぶしく見える
人の良い部分を素直に認められるようになるのは
すごく良い事だと思う反面
自分がいかにちっぽけであるかをその都度
思い知らされるのはなかなかにきつい事だ
うちらのライブはどうだったかな
REALITY CRISIS
牙
NOT A NAME SOLDIERS
先輩方がたくさん来ていたから
下手なライブはできないなと思っていたけど
なんかこうやって後輩のバンドがツアーで来る度に
遊びに来てくれる人達がいるってのは本当にうれしいし
何よりも心強い
たまにこわいけど…w
大好きなバンドの大好きなvoが参加してくれた
Stand Upって曲をやった事は覚えている
この日はやたらとF.I.B Tシャツの人が多かった
薄っぺらい友情みたいに思われたくないから多くは書かないけど
またあの5人組がライブをやりたくなった時に
帰って来る場所を残せるように俺らは続けられたらいいなと思う
この日も昨日と同じように
良いイメージが繋がるライブができたんじゃないかと思う
出来がどうとかじゃなくて
空気感ていうのかな
とにかく良い雰囲気だった
カオティックな空間の中にも存在する温かさ
まさにそういった1時間だった
何かを残そうとする事で
うまくいく場合もあれば、
それが裏目に出る場合もある
でも何もせずに平均点を抑えるようなライブをするなら
きっと俺はMEANINGを
いや、バンドをやる意味がないと思っている
それがなくなったら是非指摘してほしい
傷つくけどw
大阪、名古屋と最高の形で終え
後は東京を残すのみとなった
MCでも触れたけど
どこでやっても
何本目でも
本当にこれで終わりのような
ファイナルのような気持ちでライブをやれた
実際にどの土地も一度しかこのツアーで回らない場所ばかりだ
だから全箇所をファイナルのような気持ちで周るってのは
当たり前といえば当たり前だけど
それが今までのツアーでできた事はなかった
でもこの150 TOURではできている
きっとそれは遊びに来てくれる人達や
ツアーをサポートしてくれるバンドがいたからだ
そしてそれにちゃんと気付けた事がこのツアーでは
一番大きな収穫だった
後は恵比寿リキッドルームでenvyとのファイナルを
残すだけとなった
今週末、このツアーの集大成をリキッドに
何が起こるのかを見届けにきてほしい
この150 TOURは当たり前だけど今回しかない
きっと来て良かったと今なら思わせられる気がする
このツアーで何度も何度も挫折し
何度もツアーを途中でやめたいとも思った
心が折れてステージに出たくないと思った日もあった
でも今までのバンド人生で一番有意義な
満たされていたツアーでもあった
だから、そんなツアーで
変わろうとしているMEANING
もしかしたら変わったMEANINGを
一人でも多くの人に見届けてもらいたいと思う
これは宣伝でもなんでもなく
純粋に人としての願いだ
この先俺らがどう転がるかなんか分からない
またブッキングに出るようなバンドに戻るのか
もっとでかい場所が似合うようなバンドになれるのか
どちらに転んだとしても
ツアーファイナルのMEANINGを見逃さないでほしい
正確には
一人でも多くの人に証人になってほしい
envy Tetsuさんとの対談の時に
進行役をつとめてくれたMINORxUさんは
【見届けるべき日】になる予感がすると言ってくれたいた
当の本人なので
そこまでは言えない
「今日は伝説の日にしようぜ!」
みたいな感じになっちゃうからねw
でも
今回のツアーが我々MEANINGにとって
そしてこのバンドでボーカルをする自分にとって
分岐点になる日になるとは思います
とりあえず先の予定は決まってるけど
でもこの日で終わっちゃってもいいやって気持ちです
でも決して後ろ向きじゃないよ
前は向いてます
3月8日
恵比寿リキッドルームで待ってます
text by HAYATO