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150TOUR DIARY

150TOUR Diary ◼︎横須賀〜水戸編

■150TOUR Day#10
2015.1.11 横須賀かぼちゃ屋

w/ RAZORS EDGE
FORWARD(キャンセル)
NOT A NAME SOLDIERS(キャンセル)

2015年一発目のライブ

去年末にCOUNTDOWN JAPANでやったのを最後に
ちょっとだけ時間が空いていた

思えば2014年のライブ初めもかぼちゃ屋だった気がする

昨年末のCDJに運良くでれた事で
本来ああいう場所の住人じゃない俺らが浮かれて
足元を見失わないようにしてくれているんだと思うw

で、

この日は災難続きだった

2バンドのキャンセル

当日、人身事故で電車がストップして
スタート時間が大幅に遅れたこと

でもおかげで最高の1日になった

忘れられない日ってこうやって出来るんだなって思った

RAZORS EDGEは俺の大好きなNinjah Tunerをやってくれた

日本で
スラッシュと言われる音を鳴らしていて
デカ箱からかぼちゃ屋のようなバンドの本質が問われる場所で
ここまでやれるってのは俺はレイザーズだけだと思う

もしかしたら世界的に見てもなかなか類を見ないことかもしれない

MEANINGもそうだけど
一緒にやってる人たちにメロディックの仲間が多いだけで
音楽的には聴く人の絶対数が少ない音楽を鳴らしてる自覚がある

でも見ている人たちは並列にみるんだよね

そこに挑み戦うレイザーズの姿勢は
なんだかすごく共感が持てて
いつもどこかで活動を気にする理由なんだと思う

FORWARDもNot A Name Soldiersもキャンセルになってしまったのは
本当に残念だった

でもFORWARDのISHIYAさんは当日も連絡をくれたり
こんな後輩の俺らを気にかけてくれてるのがうれしかった

当初とメンツが大幅に変わっても
それを楽しんでくれるフロアのみんなを見て
良いお客さん(この言い方あんまり好きじゃないんだよなぁ)
に恵まれてるなぁ
とつくづく思った

年明け1発目にこんな波乱があれば
今年一年は大抵のことがあっても動じないんじゃないかな

そんな思い出深い1日だった

袖には遠い場所なのに遊びに来てくれてる仲間や
元メンバーが家族で来てくれたりしていて
すごく心強くライブがやれた

もうそれだけで最高だったんじゃないかな
出来とかそういう所の話じゃなくてね

打ち上げの後に元ファイトのコーちゃんが
ラーメン屋さんに連れてってくれた

なんかその感じもよかった

家に着いた時には
夜が明けそうな雰囲気を出していた

早くツアーが終わってほしいと思う気持ちと
こんな楽しい時間が続くならいいかなと思って眠った


■150TOUR Day#11
2015.1.17 千葉LOOK

w/ HER NAME IN BLOOD
UNLIMITS
kamomekamome

年明けからなぜか
特にすごく練習したわけでもないのに(しろよ)
曲が自分たちに、そして来てくれる人たちに浸透してる感じがした

浸透というか
【馴染んでる】
という表現が正しいかな

この日は
いかにもミーニングらしいと思うようなメンツだったと思う

特にUNLIMITSがこの組み合わせにいるあたりが

この2日間は個人的に色々とあってバタバタしていた

ライブなんて
もっといえばバンドなんてやってる場合なのか?
って何度も自問自答した

いつかやめなきゃいけない日ってのは
こうやって来るのかな、とかぼんやり考える日々だった

とにかく自分の事情でリハも不参加
千葉ルックに着いたのはHER NAMEがリハをしているタイミングだった

ライブハウスに行くのが正直こわかった

でも着いてみてメンバー、スタッフ
対バンの人たちと挨拶をするうちに自然と過ごせるようになっていた

遅れた詫びをルックのサイトウさんや
UNLIMITSのツッキーや
色んな人に伝えたけど皆やさしかった

この日はHER NAME IN BLOODから始まった

よっくん曰く、
メタルすぎる、日本の宝

とのことw

圧巻のライブだった

こういう新世代の人たちとやるっていうのは
すごく刺激的だ

ハーネームとUNLIMITSは当然といえば当然だけど
初対バンだったらしい

こういうシーンは比較的みんな仲が良いから
対バンとかも新しい組み合わせってのはすごく少ないんです

だから自分たちの企画やツアーでそれが実現できると
すごくうれしい気持になる

そしてそこに意味を見出してくれる
HER NAME IN BLOODとUNLIMITSは最高だなと思った

kamomekamomeは
SANDのツアーでルックでやって以来だったのかな

相変わらず緊張しつつ向さん(Vo.)と談笑したりして過ごしていた

ライブは【モンスター】って言葉が本当に似合うバンドだと思う

かっこいいんだけど強敵なんだよなぁ

実際この日も超強敵だった

ライブはもちろんのこと
話す内容、話し方、間の取り方
色んなことが人として、フロントマンとして勉強になる

圧巻でした

UNLIMITSは本当に良い意味で
いつも通りやっていて
それが本当に最高だった

気持ちが弱ってたからなのか葉子様の歌が響きまくって
実は袖やフロアで見ているのが辛い瞬間もあった

でもそれだけ人に、
気持に
寄り添うことのできる曲、歌の力なんだと思う

それって俺らみたいな音楽をやっていても
常に目指したい所だからその力を持つUNLIMITSに嫉妬する

川くんはすでに聴きたい曲をリクエストしてたみたいで
本当に楽しそうだった(雄ちゃんもw)

ギターソロを弾くツッキーの前でヴィジュアル系バンギャばりに
咲いたりしたし
とにかく自分たちのライブ前に本当に花を添えてくれた

ツアーのドキュメント動画でも言ってたけど
この日から本当にツアーがガラッと変わった

多分見てる人も感じたんじゃないかなと思う

リハに出れない俺の代わりに
セットリストを考えてくれてた姿とかをMINORxUさんの
ドキュメント映像で確認した時はなんだかグッときた

川くんの考える斬新なセットリストが功を奏したんだと思う

このツアーで一番の手応え
というかちゃんとやれたって感覚があった

なんかこの日のことは
自分の気持ちが整理がつかないからなかなかうまく書けません

ごめんなさい

というわけで千葉ルックの日はおしまい(雑w)

あ、
ライブ終わった後にUNLIMITSのグンちゃんに初めて褒めてもらえて
すげーーーーーーうれしかった


■150TOUR Day#12
2015.1.18 水戸ライトハウス

w/ HER NAME IN BLOOD
UNLIMITS
ENDZWECK

この日も私情でバタバタしていたため
俺はリハなしだった

一番目に出てもらったENDZWECKが絶対にみたくて
家から水戸まで一人で車を走らせた

そしたらまさかの柏で交通事故のために
高速がクソ渋滞とのこと

ENDZWECKに間に合うのは絶望的な時間だった

そこから下道におりて
事故現場をすぎたあたりからまた高速に乗った

多分この時は制限速度なんてものは余裕でオーバーしていたと思う

事故ったら終了レベルでしたね、今思うと

でもなんかこの時は自暴自棄だったから
死んじゃったら死んじゃったでいいやって本気で思ってた

それぐらい気持ちは不安定だった

だからライトハウスのあんな高い所にのぼってたんだと思う
(高所恐怖症なのに)
↑動画を参照

飛ばしまくった結果

ENDZWECKに間に合いました

一曲目の途中だったのかな

ドラムの宇宙さんには事情は説明していたんだけど
ライブ前に挨拶を直接できなかったから
ちゃんと見てますよ!間に合いましたよ!
って顔でステージ袖からアイコンタクトをとった

正直、宇宙さんのことは若い頃は苦手だった(猛爆)

ENDZWECKは俺のニュースクールハードコアの青春
というか、扉みたいなものだからすごく特別なバンドなんです

ってか苦手というかそんなに話せなかった
まあ俺らなんか相手にされてなかったってのもあるんだろうけどw

でもここ数年、話をする機会も増えたり
やっと対等に話してくれるようになり
そうするとやっぱり続けてる人の強みや凄みみたいなものを
話すたびに感じられるようになり大好きになった

そうすると大好きだったENDZWECKがもっと大好きになっていた

どんなイベントに呼ばれても
どんなに人が少なかったとしても
やるからには本気でやるっていう姿勢はもしかしたら
この人たちから学んだのかもしれない

この日のENDZWECKは最高にかっこよくてワクワクした

新しい曲とかも
ハードコアバンドとしての進化が見れて個人的にはそれもワクワクした

同じことを意図して続けてきた人たちが
新しいことに挑戦するっていうのは並大抵のことじゃないと思う

同じように150っていうミニアルバムで挑戦した自分たちと
勝手に俺はリンクさせていたのかもしれない

仕事とか家族とかある中で単発で水戸にきてくれて
MCを通してでも
ハードコアの教科書のようなライブをぶちかましてくれたことに感動した

HER NAME IN BLOODはこの日も圧巻だった

もっとああいうピュアなラウドロック(っていうのかな)
がもっと評価されればいいのになーと思ったりもした

やはり純度が高ければ高いほど
届きにくいっていうのはわかるんだけど
でもやっぱりよっくんが言う日本の宝ってのは納得だった

メンバーもみんないいやつで
一緒にツアーをするのが楽しいやつらだなって印象だった

楽屋などで若さゆえのうるささもあったけどwwwww

でも楽しく過ごしてくれてることに違いはないから
まったく嫌な気はしなかった
むしろ落ちてる自分の気分を紛らわしてくれた

またゆっくりとやりたいものだ

voのイケピーとbaのマコちゃんぐらいしか
ゆっくり話せなかったから次はもっとみんなと話したいな

UNLIMITSは昨日に引き続き
ゴリゴリのメンツの中でいつも通りのライブをしてくれた

出番直前に俺が《蒼》という
俺の聴きたい曲をリクエストをするという暴挙に出たのだが
それを慌てることなく、対応してくれて
急遽セットリストに加えてくれたことがすごくうれしかった

これって簡単なことのようで
全バンドができることじゃないんですよ

きちんとその日のためにセットリストを決めて
練習してってしてるわけだから
そこに急遽出番10分前だかに予定にない曲をやってくれって
言われたら演る側はたまったもんじゃないよね

なのに笑顔で対応してくれたUNLIMITSのメンバーの
心意気に本当に感動した

フロアで見たり
袖で見たり、
最後の曲は二階席で見たりと堪能しまくった

ちなみに川くんリクエストの雨音は俺も聴きたかった曲でした

落ちてる自分がステージに出て行くのに背中を押してくれるのには
十分すぎるほどの華やかで、強さが溢れるライブだった

本来UNLIMITSは俺らのツアーなんか(なんかって言い方もあれだけどw)
参加する必要はUNLIMITSのバンド活動をする上で
さほど必要ではないことなんだと思う

みんなそれぞれ限りある時間や、
大切な人との時間を割いたりしてきてくれてるわけだから
その中でこうして俺らのツアーに意味を見出してくれたってことに
俺は心から感謝した

自分たちのライブは
昨日のよかったライブの感覚でいけるのかなって
思ってたけど、個人的に空間を掌握できず少々納得のいかないできだった

結局、あんな高い所にのぼったり
何か変わったことをするっていうのは《飛び道具》みたいなものだから
やろうと思えば誰でもできることなんだよね

この辺りから
自分のやることが全部そうやって客観的にみた時に
【ポーズ】に見えているんじゃないかなと悩んだ

厳密にはもうちょっと前から悩んでた

自分のやったことを後から振り返るとそう見えてるんじゃないかな
とか妙な被害妄想みたいなものに悩まされていた

まあそんなものは自意識過剰なのと
考えすぎだって思うんだろうけど

自分の出来的に満点じゃなかったけど
ライブが終わった後にUNLIMITSの葉子様に
褒めてもらった言葉は本当にうれしかった

なんか面と向かってそうやって褒めてもらえたりとか
きちんと真面目な話しをしたのってほぼ初めてだった気がした

頂いた内容は自分の心の中に大切に留めておきます

ザ優越感w

そもそも今までなんでそういう話をしなかったかって?

緊張するからでしょ

以上w

だからいっつもツッキーとジマさんと話したり遊んでた

男子組は緊張しないから

でもツッキーは褒めてくれないからやだ!!

とりあえず壁の吸音材をはがしてしまったので
ライトハウスの稲葉さんにお金を払おうとしたら
【そんなのいらないからまた来いよ】
って言ってくれた

うれしかった

俺らの新たな挑戦を理解し、評価してくれた事もうれしかった

やっぱり褒めてくれる人は大好きだw

text by HAYATO