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BBQ CHICKENS [Broken Bubbles] リリース記念 25000字インタビュー Part.01

インタビュー Part.02 »

--まず、前作『Crossover And Over』から振り返っていただきたいんですけど、どういう作品だったと思いますか?イソちゃん。

I.S.O(以下、I) 俺!?俺からくる?まぁ、振り返ってみたところ……なんすかねぇ……最近……ちょっと待って下さいね……。カレーで例えると……

Ken(以下、K) 「星の王子さま」から普通のカレーになったような感じなんじゃない?

Hongolian(以下、H) そうなんじゃない?ボンカレーの甘口がちょっと辛口になった感じ?

K それは違うと思うよ。

--じゃあ、アンドリューにとってはどう?『Crossover』はアンドリューがBBQに加入して初めてのアルバムだったけど。

Andrew(以下、A) ちょっと真面目に言うと……

K キタッ!

A 「この辺でみんなに分からせとかないとな」って。

一同 (爆笑)

A 振り返ってみても、アンドリュー、パンチのないこのシーンに一発ちょっと分からせられたかなと思ってます。

--アンドリューの周りの反応はどうだったの?

A 「ハンパねえ」しか言われねぇっす。

一同 (爆笑)

K びっくりされたとは思うよ。サウンド面でこういうバンドって多くないでしょ?BBQの7年か8年ぶりのアルバムで、ちょっと変わったああいった音でびっくりされたと思うし、俺たち自身も痛快だったかな。

--ああいう方向でやりたいっていう考えは前からあったんですか?

K アンドリューが入った時に思った。

--それはなんでですか?

K メンバーの誰が変わってもそうなんだけど、特にドラムが変わるとバンドの音って変わるのよ。アンドリューが入ったから、もっと刻んだ曲をやってもいいじゃねぇかなぁってなって、それが結果的にクロスオーバーみたいになってったのよ。メタリックにしたくなっちゃったの。

--個人的な感想なんですけど、俺、あんまりあのアルバム(『Crossover And Over』)好きじゃないんですよ。

K 『Crossover』?そうなの!?

--なんか、あのアルバムの前までは“キャッチーなBBQ CHICKENS”っていうイメージがあったから。『Crossover』は、カッコイイはカッコイイんだけど、心に残らないっていう。

I ……インタビュアー間違えたんじゃないですか?(笑)

K いやいや、これがジャーナリズムなんだよ(笑)。

--素直な感想です。

I ダイシくんはBBQのこと好きか嫌いかで言ったら好きなんですよね?

--大好きだよ!

I じゃあ、ダイシくんの好きなアルバムじゃなかったと。

--前回のアルバムを聴いて思ったのは、クロスオーバー路線でやりたいことを詰め込みすぎて、結果的に散漫な内容になったんじゃないのかなって。 (↗)

K 違う、それはダイシの耳が付いて来なかっただけなんだよ。

一同 (爆笑)

--いや、それもありますけど!あのアルバムって『Indie Rock Strikes Back』と同じような印象なんですよね、曲の揃い方が。『Indie Rock』も色んなタイプの曲があってとっ散らかってたじゃないですか。でも、『Good-Bye To Your Punk Rock』では方向性がギュッとタイトに固まってて。だから、俺は『Good-Bye』がBBQのアルバムで一番好きなんですよ。ということで、今回のアルバムも『Indie Rock』から『Good-Bye』に変化したのと同じような感覚なんです。

I おお~。

H キタ。

K なるほどね。

--だから、アルバムのコンセプトで“前作が成功したから調子に乗って同じことをやってみた”みたいなこと言ってますけど、それが逆に良かったんじゃないのかなって思うんです。今回のコンセプトに沿って言うと、“良質の出涸らし”っていうか。

H アメとムチ、ハンパないな。

一同 (爆笑)

I たぶん、人に質問を振っといて自分が言いたいことを言うためのインタビューなんだよ。

H はいはい、最初から言いたいこと決まってんだ。

I 決まってるから誘導尋問的にやってんだよ。

K キミらは素人だから分かんないかもしれないけど、インタビューって基本、そことのせめぎ合いなわけなの、分かる?

一同 (笑)

H 分かりました分かりました分かりました。

--で、良いアルバムだなと思って。

I お、今回は?『Good-Bye』に次ぐ?

--そうそうそう。で、今回はいつから曲作ってたの?ホンゴリアン。

H いつから作ってたっけ……?『Crossover』作り終わって、ツアー終わって、しばらく経ってからすぐスタジオ入ったよね?「またアルバム作ろうか?」みたいな話になって作ったんだよね?

--それは、ツアーを経てメンバーのモチベーションが上がってたってこと?

I ツアーが楽しかったんですよ。またツアーに行きたかったんですよ。ツアーがもう楽しくて仕方がなくて。

A ツアーをするためには何か理由がなきゃいけないってことで(笑)。

--そもそも、なんであのツアーをやることになったんですか?今までツアーなんてやったことなかったのに。

K たぶん、バンド全体的にしたい感じになったんだと思う。

A 絶対楽しいだろうなと思ったし、待ってる人たちもいるのかなって思ったし、ツアーしてもいいんじゃないかなって。

--待ってる人たちはいた?

A いましたね。待ってる人しかいなかった。

一同 (爆笑)

K そりゃそうだよね(笑)。

--地方でもお客さん入ったの?

A もうバッリバリ。

K ちょっと生意気だけど、言っていい?

--はい。

K 全箇所ソールドアウトでした!

--マジっすか!?すごい!

K 本当ね、ちょっとひとこと生意気言っていい?

--はい。

K 全箇所ソールドアウト。

--何箇所でしたっけ?

K 東名阪、仙台、福岡、岡山、仙台。……生意気言っていい?

--はい。

K 全箇所ソールドアウト。

I 今回のツアーはね、前回よりも大幅にスケールアップして。 (↗)

K スケールアップしてんの?変わんなくない?

I 変わんないっす(笑)。広島と松山が加わりましたけど。

--広島なんてけっこうチャレンジなんじゃないですか?

K そうだねぇ。「広島、人入んないから止めようよ」って言ったんだけど、イソちゃんが勝手に決めちゃうんだよ。

--イソ、ブッキングマネージャーとしてこれはどうして?

I カメラマン岸田哲平の地元だから行かなきゃいけないなと思ったわけですよ。じゃないと、広島が終わっちゃうけん。あと、真面目な話していい?“夜明け前”っていうステキな企画をやってた地元の人たちがいるんだけど、その企画が最近復活して積極的に動いてるということなのでちょっと冷やかしにいこうかと。

--ふーん。松山サロンキティはアニキがいるから?

I そうっすね。「おまえら、本当に来るんか?」って言われましたけど。

一同 (爆笑)

I あまり望まれてないっていう(笑)。

--チッタって大丈夫なの?

I 動員が大丈夫かどうかは、分かんない。

--でも、人が来なくても上等なスタイルなんでしょ?

K 決してそんなことはない。

一同 (笑)

--「人が少なくても、その分、暴れるスペースが増えるからいいじゃん」的な。

I ナメてますねぇ、BBQ CHICKENSさんをナメている!あとで、“SOLD OUT”の文字を見て、「BBQ CHICKENSをナメてました、ごめんなさい」ってTwitterで謝らないといけないことになる!

--もし埋まんなかったら?

I 埋まんなかったら、俺が「ごめんなさい」って謝る(笑)。

--だって、キャパ何人だっけ?

I 1300とか1500とか……1300かな?まぁ、前回のツアーが好評につき、ということで。

--ああ、じゃあ、前回のファイナル(恵比寿Liquidroom)は即完だったんだ?

I そう、即完だった。

K 生意気だけど言っていい?

--はい。

K リキッド即完。

一同 (笑)

--じゃあ、アルバムの話に戻りたいんですけど、今回は日本語歌詞の曲があるということで。どうして日本語で歌おうと思ったの?ホンゴリアン。

H 俺が「日本語で歌う!」って言って歌えるわけねーじゃん!まあ、ケンちゃんが勝手に作ってきたんじゃないの?

--歌ってみてどう?

H 覚えやすいですよね。

一同 (笑)

H まあ、別に変わりはないですけど。

--全然違和感ないし、英語じゃなくて日本語だからホンゴリアンも発音がちゃんとしてて、ボーカルが耳に引っかかってくるよね。

K 違うよ、それはちゃんと引っかかるように俺が歌詞書いてっからさ!

H MINORxU(Ken Yokoyama「Let The Beat Carry On」のMVなどを手掛ける映像作家)に聴かせても何語か分かってなかったよ。

--ああ、たしかに「NIPPON」は分からなかったけど。

K 仮歌でリズムを取るために適当に言葉を充ててみたのね。たぶん、最初に充てたのは「Shibuya」(PM5, Tonight)だったと思うんだよ。ここのリズムは「タータ、タータタタッパッパー」みたいな感じなんだよって話をして。それでなんとなく「今夜、渋谷で5時」って歌ってみたらそれがハマって、それで「日本語もありかもしれないな」と思って。それで俺達の日常を描いたわけよ(笑)。

--これ、最高ですよね。でも、これってパクり…。

K “今夜渋谷で”ならパクリね。でも、“渋谷へ”でしょ?だからパクリじゃない。インスパイアードバイ菊池桃子だから。

--このメロディ、大丈夫ですか?

K 大丈夫大丈夫。だって、あっちはメロディちゃんとあるでしょ?俺たちは音符でいったらひとつだし。たまたま同じ言葉だったっていう。

--そっか。軽く心配してるんですけど。

K むしろ俺らみたいなのを相手にしようとするヤツがいるなら小せぇなと思うね、俺は。小林亜星のケツの穴でもナメてな、みたいな(笑)。

--俺が今作で良いなと思ったのは、カバーがたくさん入ってるところで。これは狙ってカバーなのか、それとも曲が足りなかったからか。

K 狙ってカバーかな、そう考えると。俺、その辺の曲がすごく好きで。まず、「Ace Of Spades」のカバーをやりたいなと思ったの。したら、他にも似てるリフの曲があんじゃんって思って。この3曲ともリフが似てるの知ってる?

--あ、そうなんですか?

K キーがEなんだよ。特に「Sick Boy」と「Ace」は、おんなじような曲だから、これをメドレー形式にしてみたらかっこいいんじゃないかって。

--そう、この流れが超かっこいい。「Ace」はギターソロもかっこいいし。

K いいっしょ?あれは何モノかに弾かされたね。

A ギターだけっすかねぇ……?

一同 (爆笑)

--アンドリュー、今回のドラムの音、めっちゃデカいよね!『Crossover』もデカいと思ったけど、今回はバスドラがすごい!

A あ、それはね、俺もデカいなと思ったんですけど。

一同 (爆笑) (↗)

--それはなんで?イソちゃん。

I アンドリューは生音がデカいから。ミックスしても小さくならないぐらい。

--……本当のところは?

I デカくしたらアンドリューが喜ぶかなって。

一同 (爆笑)

K そう、アンドリューの「やべぇ、ハンパねぇ」が聞きたくて。

--じゃあ、アンドリュー的には満足?

A 大満足ですねぇ。あのカバー3曲のドタバタ感が最高ですね。あの曲だけスネアを変えてるんですよ。ワザと低い音のドスドス系で。あんなドラムをやるヤツはいないっすよ。

K クソドヤ顔(笑)。

--アンドリューと言えば、俺、アンドリューが作詞した「MAYA」が今作のオリジナル曲の中で一番好き。

A マジすか、あら……キタ。それをいつ聞かれるのかなって思ってましたけど(笑)。

K それは曲調?歌詞の世界観?

--併せてかなぁ?まず最初に引っかかったのはリフなんですけど、歌詞も異常だなって。この歌詞、なに?

一同 (爆笑)

A 「自分の中で旬なモノでもなんでもいいから書いてみれば?」ってケンさんに言われて、「え?いいんすか?」みたいな感じで始まって。それで、一番最初に思い浮かんだのがマヤ文明。

一同 (笑)

K アンドリューはいっつもそんなことばっか言ってんのよ!スタジオで練習の時も、「俺は知ってます」みたいな緊迫した顔でスタジオに入ってきて、「……地球が滅びるらしいっす」

一同 (爆笑)

K 「彗星が地球にぶつかるらしいっす」みたいな。

A “南極にはピラミッドがある”とかそういう話が大好きで。とりあえず、俺が一番好きで知りたいことを詩にしようと思って。

K で、あがってきた詩を見てびっくりしたのよ。古代文明について歌ってるのかと思ったら、俺達がマヤ人になってた、みたいな(笑)。

一同 (爆笑)

K “We”かよ、みたいな(笑)。

--“You”じゃない(笑)。

K そう(笑)。

A マヤ文明が人間のスタートだと思ってるんで。彼らが作った物で僕らは生きてるんですよ。

K この話、長いよ(笑)。

--最初から英語であげたの?

A いや、最初は日本語であげて、(Ken Band の)ミナミさんに英語にしてもらって。それで、ミナミさんに渡す前に部分部分で「こっちの単語の方が良くない?」っていう話をケンさんとして。

K おかしかったのがさぁ、歌詞に出てくる“ラモンの木”は英語で“ramon trees”なわけよ。そこを「ramonesって言っちゃダメっすかねぇ?」って(爆笑)。 「ダメだ」っつって(笑)。

一同 (爆笑)

--歌詞の話で言うと、「Shake Down」がドンズバで。

K ……どんな歌詞だったっけ?(笑)

--政府なんて…

K ああ。俺も、ハイスタだのKen Bandで政治的なメッセージを出したりしてるけど、どこか無力感もあったりすんのよ。「これっていつの世も同じじゃん」みたいなさ。そういう、「そこでそれを言っちゃおしまいよ」のところをBBQ CHICKENSだと出せるのね。Ken Bandとかハイスタでは絶対そんなこと言わないと思う。このバンドだから出せる。

--ドキッとくる人が多そうな内容ですよね。あと、横山さんが書く詩としては意外だなって。

K たぶん、俺のイメージにないと思うんだよね。でも、そうやって思う時あるもん。たとえば、事件の報道とかで「最近ひどいねぇ」とかさ、「異常気象だねぇ」とか色んな話があるけど、事件なんて昔の方が残酷だったりするし、異常気象っつったってここ数年に比べての話なんだから、アンドリューじゃないけど、氷河期はあったわけだし、全部普通だと思えばいいんじゃね?って思う自分もいるわけ。……よくこの歌詞拾ってくれたね。

--いや、好きなんですよ。

K 俺もおまえのこと好きだよ。

一同 (爆笑)

K でも、俺にとっては肝心なことでさ。よそで言えないことは自分で言うべきじゃない、そういう打ち出しはしたくないって思うのよ。でも、Ken Bandで言ってもお客さんが受け止めてくれないような、もっと鋭いことをこのバンドだと言える。まぁ、言うのは俺じゃないし(笑)。

--それは自分がボーカルじゃないってところも大きいんですか?

K いや、俺がボーカルやった方が千倍かっこいいと思うよ(笑)。……まあ、そこはあんまり関係ないかな。

--横山さんの中でBBQの存在って変わってきてるんじゃないですか?

K かもね。始めた頃は、“こんなサイドバンドをやっちゃってる”感が強かったけど、今は“横山健”というアーティストの表現のひとつとして大事なのかもしれないね。

--なるほど。こないだ、「ハイスタは故郷だ」みたいなこと言ってましたよね?それで、そのもっと前から「BBQは心の洗濯」って言ってるじゃないですか。その感覚は今も変わらないんですか?

K うん、変わんない。

--なんか、BBQのバンドとしての見せ方が真っ当な感じになってきてるなと思って。ちゃんとツアー組んだりとか。今回はちゃんとプロモーションもやるんですよね?

K いや、そんなにやんないよ。ツアーもこれで最後だし(笑)。

--そうなの?イソちゃん

I これで当分お腹いっぱいになるんじゃないかなと。でも、わかんないっすよ?ツアーに行って帰ってくる頃には「また行きたいね」ってなってるかも。それはツアー中にどんだけハプニングが起きるかにかかってるけど。 (↗)

K 言葉で端的に表しちゃうとアレなんだけど、Hi-STANDARDっていうのは自分にとって“故郷”であり、BBQ CHICKENSっていうのは“心の洗濯”であり、Ken Bandっていうのは“闘う日常”なのよ。自分の中で、この3つのバンドはそういう立ち位置になったかな。どこも重なっていない。

--それってやっぱりハイスタが動き始めて、自分の中でだんだん整理されてきたって感じなんですか?

K そうね。ハイスタをどう自分の中で落とし込むかっていうのは自分にとってすごく大事なことで、2011年にハイスタが動き始めてからずっと考えていたんだけど、2年かけてハイスタがそういう(“故郷”って思えるような)仲になっていったのよ。まぁ、ハイスタがどうこうってより、いつも考えてることなんだけどさ。でも、BBQは15年にわたって俺にとっての心の洗濯機であり続けてるね(笑)

--イソとホンゴリアンの中ではBBQってどうなの?活動が始まった時とは感覚が変わってるでしょ?

I 案外変わってないですね。むしろ、(アン)ドリューが入ってきてからがより楽しくなってきた。はっちゃんがいた時も楽しかったけど、もっと楽しくなってきた。

K バンド内の役割分担も相当はっきりしてきたかもしれない。最初に、俺がなんでもかんでも曲のアイデアとかを持ってくるじゃない?それを俺はまずアンドリューにぶつけるのね。で、イソはそれに対するご意見番なの。俺とアンドリューで曲の骨組みをあらわにするじゃない?で、出来たところで、「どうかね?イソちゃん」て。で、「かっこいい」「なんかよく分からない」のどっちかに別れるわけ。で、ダイスケはただ見てるだけ。

一同 (笑)。

K そういう風に役割が相当はっきりしてきたかな。

--アンドリューは横山さんが持ってきたネタに対して、どう意見を返すの?

A ケンさんと曲を組み立てていくうちに、自然と俺のアイデアもそこに入って作られていくっていう。俺も聴いてきたのがそういう音楽だから、この過程はすごい楽しい。「ここでこうやってみたらケンさんに“ハンパねぇ!”って言われんだろうな」とか。

一同 (笑)

K そうね。アンドリューはイチイチ説明するからね。「ジャストで合わせない俺のシンバル!」とか(笑)

一同 (爆笑)

A もちろん俺はプレイヤーなんだから、そういうアイデアもなきゃ。言われたまま叩くだけなら俺じゃなくてもできるし。BBQは何しても良いバンドだと思ってるから、言っちゃえば、BBQは俺にとっても“心の洗濯”だと思ってます。

--そっかあ。じゃあ、アンドリューの他の活動にも影響与えてたりするの?

A んー、FULL SCRATCHも心の洗濯だしなぁ(笑)。全部、心の洗濯かなぁ?(笑)

--バンドをやってること自体が心の洗濯なんじゃない?

A かっこよく言っちゃうと、Fuck You Heroesは“故郷”かなぁ。

一同 (爆笑)

--じゃあ、ホンゴリアンは?自分の中でBBQの存在って変わってきてない?

H んー、どうですかねぇ。別にあんまり変わらないですけど。スタジオに集まって話してるのは単純に面白いし。

K レコーディングしてるとつくづく思うけど、この2人(HongolianとI.S.O.)は永遠の素人よ?(笑)

--そうなんだ!

K 本当にただ遊びに来てるって感じ。良いイミでね。だから、プレッシャー感じてないし。イソなんて、「バンドができる喜び」みたいな。いつも口走ってるもん、「弾ける喜び!」とか(笑)。

--でも、結成した頃に比べたら普段の仕事がめっちゃ忙しくなってるわけじゃん、イソもホンゴリアンも。そんな中でずっと続けていくことって……

I 心の洗濯なんじゃない?(笑)

H 仕事とは別なのかな。

--あまり仕事とは思ってない?

H まぁ、やる、やら、やり、やるしかない、みたいな。

--それじゃあ、BBQのジャケのデザインは?

H まぁ、それもやるしかないって感じですかね。

--じゃあ、ギャラは?印刷物のデザイン分だけもらってるの?

H 今まで通り変わらないですよ。やらせていただいてます。

一同 (笑)

--それも不満はない?

H はい。

INTERVIEW BY 阿刀 “DA” 大志
PHOTO BY Teppei Kishida
Part.02に続く...

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