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WANIMA 1st EP [Think That...]

WANIMA 1st EP [Think That...] 発売記念インタビュー

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--歌詞に"あなたがくれた(あの言葉が)いつだって背中を押して"とありますが、今までもらった言葉でずっと背中を押してくれている言葉ってありますか?

M LEFLAHのディレクターにコザキさんという方がいるんですけど、その人が俺らのことをいろいろと指導してくださっているんです。その人の言葉は、常に背中を押してくれていますね。

N 僕もコザキさんの言葉はずっと心に残っていますね。僕らのことを一番に考えてくれている人なので。

--コザキさんとは長い付き合いなのですか?

M 俺らが東京に出てきてからずっと面倒をみてくれていて。もう東京のお父さん的存在ですね。

F ライヴハウスでお客さんがまだ少なかった時期からずっと見てくれている方なので。自分が迷っているときに、それを見透かしているかのように言葉をかけてくれるので。お前、今、迷っているんだろうって。

M そういう預言者みたいな人がいるんですよ。俺らにしたら河童や幽霊とかと同じような存在です(笑)。他にもライヴに来てくれるお客さんだったり、毎回、全国いろいろな場所から来てくれる人だったり、ちょっとしか会えないのに、そのときに言ってくれる言葉だったり。ツイッターに書き込まれたものや街で声をかけられたこととか、言われた言葉というのはすごく影響がありますね。俺らのことを信じてくれてありがとう、でも俺たちはまだまだこんなものじゃないぞと。もっとエロい歌を書くぞと(笑)。

F そこ重要なんだ(笑)。

--(笑)。そして今作のサウンド面でここは聴きどころだ、というのはどこですか?

M 分かりやすく、というところじゃないですかね。ギターソロもすごく耳に残るし。最初は難しくしようかなと思っていたんですけど、それよりも分かりやすくを目指しました。すごく3人で出している感はありますね。

N ギターフレーズでもWANIMAの持ち味であるメロディを邪魔しない、それを活かすことを心掛けていますね。「いいから」と「TRACE」のイントロは耳に残るように、というのをみんな意識して作りました。

--ドラムでこだわったところは?

F ドラムもメロディの邪魔をしない、というのは作るときから必ず考えていることですね。今回のレコーディングで、ドラムテックとしてBACK DROP BOMBの有松益男さんに入ってもらって。コードに合わせてチューニングしてもらったので、1曲、1曲でスネアの音が違うんです。

--それは以前から誰かにお願いしたいな、と思っていたのですか?

F そうですね。プロの人はどういう仕事をするんだろう、というのを見てみたかったし。

--実際に入ってもらってどうでした?

F すごかったですよ。コードがFだったらこの音だ、みたいに音階を取るので。それでチューニングする。今までにないチューニングでしたね。

--今回、経験したから自分でもできそう?

F いや、しばらくは無理ですね(笑)。答えがないものなので、今後自分なりの答えを見つけていけたらなと思います。

--そしてベースは?

M 最近、ライヴでベースをちゃんと弾くようになったんですよ。以前はほとんど弾いていなかったので。まわりに褒められますよ、ベース弾くようになったねって(笑)。個人練習にも入るようになったし。

--それは何かきっかけがあったのですか?

M ちょっと前にポール・マッカートニーが来日したじゃないですか?その映像を見たら、歌いながらすごく上手だったので。カッコイイなと。

--きっかけはまさかの超大物(笑)。

M あんなおじさんでもカッコよくやっているから、俺みたいな27歳の小僧がベースを弾かないで歌うなんて生意気だなと思って。あまり弾いていなかったのは、お客さんに手振りで伝えたい、というのがあって。それが出ちゃっていたんですね。でもこれを機会にベースで伝える、という境地へ行っちゃおうかなと。

--ベースに集中しすぎて、歌が疎かになっちゃうかも(笑)。

M それはあるかもしれませんね(笑)。

--でも本気でやっていれば上達すると思いますし、たくさんの人に見られるようになった、という意識の変化もあるんでしょうね。

M そうですね。ライヴ会場の後ろのほうまで響くように、ベース音を出さなければと思うので。責任感が生まれたんでしょうね。大人の階段を着実に上っていますよ(笑)。

--その証明が今作ですが、どのようにリスナーに届いてほしいですか?

M 4曲しかないんですけど、エッチな曲から真面目な曲まで、始めから終わりまで、何度も通して聴けるので。前作もヘビーローテーションできたけど、今作もできるのでガンガン聴いてほしいです。