--あと、今回はアルバムのブックレットに曲の解説が付いてますけど、付けようと思ったのはなんでですか?
K なんでだろうなぁ?なんで書き始めたんだろう?そうだ、まずブックレットのレイアウトのことを考えたんだ。いつもだったら全曲英語詩だから、日本語の対訳を別の紙に載せてたんだけど、今回はそれをなしにして、対訳も全部ブックレットに入れようってことにして。そしたら、そこに何か書きたくなって。で、書き始めたらものすごい量になって(笑)。
H デザインしてて、「歌詞を読ませたいのかな?」って思いましたけど。
K ハンパねぇ。その読みヤバい。
一同 (笑)
K 1曲1曲にこんだけの気持ちがあるんだよっていうのはアティチュードとしては見せたかったね、内容はさておき。
--今まではそういう気持ちにはならなかったってことですか?それとも、今回初めて閃いたってことですか?
K 今回初めて閃いた。あと、パッケージっていうモノについても思うことあるし。買った人だけが読める何かがあればいいなって。それを思いついた後にホルモンがあのでっかいブックレットを付けてきたから、これ、ホルモンのパクりじゃないですよってことを言っときたい(笑)。まぁ、あそこまで気合いも入ってないしね。でも、嬉しいと思うんだよな、読んだ人は。BBQ CHICKENSってバンドの世界観を知れるし。
--じゃあ、BBQってものをもっと理解してもらいたいって気持ちが強くなってるんですか?
K うん、そうかもね。
--てことは、今後の活動もなんとなく浮かんでる?
K まぁ、浮かんでるんだけど、長い活動停止しか浮かんでないな(笑)。「何が面白いって活動停止だろう」みたいな(笑)。長く続けるだけがバンドじゃないですよっていうことを俺は知っている。
一同 (爆笑)
H 重い。
--説得力がある。いやあ、今回のアルバムを聴いてるうちに、またカバーアルバムを作って欲しいなって思ったんですよね。この路線なら前とはまた違う方向性のカバーが生まれるんじゃないのかなと。
K でも、カバーはライヴで演らなくなんのよ。
--ふーん、なんでですか?
K なんでだろうね。やっぱ、オリジナルの方がかっこいいからじゃない?
一同 (爆笑)
K 演っててみっともない曲しかやらなくなる。「I Want It That Way」は演るよね。あれはダイスケの一番の見せ場だから。あとはたまにサバスのカバーするぐらいかな。
--じゃあ、ライヴについて聞きたいんですけど、なんでイソはあんなにお客さんからイジられるようになってるの?
I たぶんね、それはホンゴリアンのせいだと思う。
H なんでだよ!
I ホンゴリアンが大阪で一度だけソロアーティストとしてライヴやったんですよ。うち(PIZZA OF DEATH)の企画で、レイザーズにバックの演奏やってもらって。その時にものすごくお客さんからイジられて。
K なんて言われたんだっけ?
I 「ちゃんとやれや!」とか異常なイジられ方。それ以来そういう文化が生まれてしまって、そのとばっちりを俺が受けてるっていう。
H そうかもそうかも。
K イソがステージ上でね、「おまえら、ホンゴリアンのことイジれよ!」って言い始めたのね。そしたら、自分がヤジられるみたいな(笑)。「おまえが言ってんじゃねーよ!」みたいな。俺とかアンドリューは何喋ってもヤジられないけど、イソは来るね(笑)。
--そう、ホンゴリアンがあんまりヤジられなくなってるような。
H 言われてるよ!
I 西に行くとホンゴリアンすごいの。ケチョンケチョン。
--なんて言われるの?
I 「デザインだけやってろ!」とか。
一同 (笑)
K 「デザインだけやってろ」とかキツいよね(笑)。
--あと、なんでいつの間にか横山さんじゃなくてアンドリューがメインでMCをやるようになってるのか。
A まぁ、俺、面白いから。
一同 (爆笑)
K いや、アンドリューはあの話を忘れてんだよ。……俺がMCしちゃうと、Ken Bandと同じになっちゃうのよ。だから、『Crossover』のツアー前に「アンドリュー、MCやってよ。ちゃんとマイク立ててさぁ。進行とか全部、アンドリューがやって」って言ったら、「出来るかなぁ……?」って言うわけ。すごい不安がってるわけ。「まぁ、とりあえず…やってみます……」みたいな。そしたら、最初のライヴから立ち上がってMCやってんの!
一同 (爆笑)
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